海を知ることは、私たちの未来を考えることー。

日本は、四方を海に囲まれた島国です。けれども今、私たちの暮らしと海とのつながりは、少しずつ見えにくくなっています。

海洋文化とは、漁業や海辺の暮らしだけを指すものではありません。航海や交易、灯台、祭りや民話、海から得てきた知恵、自然への畏れや祈り、災害の記憶——。
そこには、海の恵みと厳しさの双方に向き合いながら人々が築いてきた、暮らしと社会の姿が刻まれています。

一般社団法人 日本海洋文化総合研究所(JIMC)は、忘れられつつある海と人とのつながりを見つめ直し、そこに込められた知恵や記憶を、これからの社会へつなぐことを目指しています。

このショップでお届けする『海と灯台学ジャーナル』『海ノ民話学ジャーナル』は、JIMCが企画・編集するジャーナルです。
研究者による論文、研究ノート、研究資料に加えて、「海洋文化コミュニケーター養成講座」を修了したコミュニケーターが書き手となった記事、JIMCの調査・研究や活動の報告を掲載しています。

研究の言葉と、現場から伝える言葉が同じ誌面に並ぶ——それが、このジャーナルのかたちです。

灯台の足元の地形に目を向ければ、何千万年という時間の先に、その塔が立っていることに気づきます。
地域に伝わる民話をたどれば、自然とどう向き合ってきたかという先人の記憶に出会います。

人口が減り、沿岸の暮らしが揺らいでいるいま、こうした風景や物語は、失われゆく過去ではなく、これからを考えるための手がかりです。

海と人との関係を問う学び——「海洋文化学」は、いま立ち上がろうとしています。それは研究者だけの学問ではありません。地域で海に関わる方、海辺に育った方、海に惹かれる方。さまざまな立場からの問いが重なるところに、この学びは育っていきます。

このジャーナルは、その入口です。

海と人との関係を、もう一度見つめてみませんか。

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